飲食店勤務
道場絵梨佳さん
新たにはじめたこと
休業中に始めた金継ぎに没頭
コロナの影響で、数か月間お店を休業しました。その期間、家でずっとジッとしているのも…と思い、前々からやりたいと考えていた金継ぎを習い始めました。実際に始めてみるとすごく面白くて、「こんなに没頭できるものを見つけられるとは」というくらい、のめり込んでいます。今はお店も再開しているのですが、日々お皿が割れてしまうので、それらを金継ぎするようになりました。お店が東京駅や空港など、外国人の方が多く立ち寄る場所にあるので、金継ぎのお皿で料理を提供したら喜んでいただけそうですよね。日本の玄関口で文化を味わっていただけるよう、腕を磨きたいと思います。
お店では“衛生第一”
お寿司は「唯一、素手で調理することが許されている食べ物」だと思っているので、お店では“衛生第一”をモットーに、衛生管理に気をつけています。そのため、ニューノーマル以前から、手首や、爪ブラシを使って爪の間までしっかりと手洗いを行ってきました。ニューノーマル以降は、一つひとつの動作の度に手洗いや消毒を意識するようになりましたね。また、職人たちには手洗いはもちろん、検温や体調管理、ゴーグル・マスクを着けての接客などをお願いしています。飲食店では当たり前のように使われてきた爪ブラシですが、ニューノーマルをきっかけに、一般の方にも広まればと思っています。お寿司屋さんに勤めていると、魚や酢の匂いに悩まされることがあるのですが、その匂いは爪の間や、指紋の間に残っていることが多く、普通の手洗いで落とすことは難しいです。でも爪ブラシを使うと匂いもスッキリするので、おすすめですよ。