フィギュア原型師
高井香琳さん
新たにはじめたこと
自分のキャリアを改めて考えた
フィギュア原型師として、アニメや映画など、キャラクターの原型を作っています。週2日リモートワークになったことで、自宅の制作環境を整えたり、パソコンを購入したり、作業環境が一気に変化。個人の作品を作る時間もでき、将来のキャリアパスを改めて考えるなど、ニューノーマルは私にとって大きな転機となりました。自宅を制作スタジオとして友人4人とシェアしているのですが、いつでも皆が気持ちよく作業できるよう、共有スペースにより気を配るように。花を飾ったり、みんなでインテリアを買いに行ったり、快適な環境づくりに取り組んでいます。もともとDIYが大好きなので、制作に必要な道具や、作業用の棚も自作しました。仕事と日常の手洗いを線引きするように
フィギュア原型師は、絵具や薬品に素手で触れることもあり、手が汚れやすい仕事です。そのためこれまでもこまめに手洗いをしていましたが、今は「仕事中の手洗い」と「日常の手洗い」は別物だと思っています。前者では、ひたすら汚れを落とすことに夢中に。一方、日常の手洗いは、日々の生活に組み込まれ、「外出から帰ってくつろぐ前」「食事をする前」など、新しい行動に移る前の区切りやリフレッシュになっています。普段の手洗いを振り返り、その意義や洗ったあとの気持ちを見直してみることで、日々を気持ちよく過ごすための一歩になると思います。